英語で表す「上司、部下」


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「上司」にあたる単語はbossですよね。これは広く知られています。では「部下」はなんでしょう?subordinateと書いてある辞書や教材を見かけますが、自分の部下を”my subordinate”と呼ぶアメリカ人に会ったことがありません。

日本語の「部下」にぴったりあてはまる単語というのはなく、組織内での関係やその人の職種によって表現が変わってきます。例を見ていきましょう。

部下の表現集:

1) This is my engineer George.
 (こちらが私のエンジニアのジョージです)

1)は例えば、システム開発課の長が自分の部下を紹介する時、my engineerと呼ぶことで「自分の部署に属するエンジニア」となります。subordinateと一括りにするのではなく職種や肩書で表現するのが一般的です。

2) I'll check with my staff.
 (私のスタッフに確認してみます)

2)はもっと幅広く使える表現で、やはり「自分のスタッフ」=「部下」を表しています。

3) She is a member of my project team.
 (彼女は私のプロジェクトチームのメンバーです)

3)は自分がプロジェクトの班長という立場で、その部下を紹介する時です。「私のプロジェクトチーム(my project team)」と表現することで、その人が班長であることが分かります。

4) Please ask my assistant about my availability.
(私の都合についてはアシスタントに確認して下さい)

部下の中でも自分の補佐をするポジションにいる人は、4)のようにassistantと呼ぶのが一般的です。秘書(secretary)という肩書きもありますが、最近アメリカではあまり使われなくなっていて、assistantのほうが定着しています。availabilityは「空き状況、都合」といった意味で、非常によく使う単語です。

5) I'll have my co-worker Yoshiko follow up on this case.
 (この件は同僚のヨシコにフォローアップさせます)

日本の企業には「係長」といったポジションがありますね。課やチームの長ではないけれど、平社員の上にいて部下を持っている人もいます。こういった立場の人が「自分の部下に~させます」と言いたい時はどうしたらいいでしょう?答えはシンプルで、すべてco-workerまたはcolleague(同僚)で表すのが適切です。必要以上に上下関係を表に出さない、というのが英語における注意点です。

どうしても上下関係を明らかにする必要がある場合は別ですが、自己紹介などで「自分の下位にいる者」という意味のsubordinateはまず使うことがありません。日本の組織は上下関係を明らかにする傾向が強いですが、英語でも同じ感覚で紹介しないよう、気をつけたいものです。

いつも上司=bossとは限らない

上司の話に戻りますが、bossは主に口語で使うくだけた単語で、文書ではsupervisorやmanagerという単語が適切です。どちらも「管理者」という意味です。

6) Let me talk to my supervisor and get back to you.
 (上司に相談して折り返します)

メールでは6)のように書くほうがよいでしょう。正式な書類では特に注意して下さい。

「上司」の訳がsuperiorとなっていることがありますが、これもやはり辞書英語と言っていいでしょう。

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