Presidentという肩書き、役割

Last updated: May 1, 2018 


「社長」の対訳として使われるpresidentですが、実は組織や国家のトップを広く表す単語で、アメリカではPresident Obama(オバマ大統領)のように「大統領」として使われることが最も多いと言えます。むしろ企業のトップの意味で使われるケースは減ってきているようです。

Officerという肩書き、役割の記事で解説していますが、アメリカ型企業統治においてトップはchief executive officer(最高経営責任者)、いわゆるCEOです。そのため社長、副社長といった役職自体が少なくなってきています。

また、CEOの下にpresidentを置いている企業もあります。組織と役職の設定はある程度企業に任されているので、企業によってpresidentの役割も変わってくるのです。1つだけ明らかなのは、会社では必ずしも「president=トップ」という構造ではないということです。これはぜひ覚えておいて下さい。

団体や機関におけるpresidentの使い方

アメリカでpresidentの使い方として多いのが、団体や機関の「長」という定義です。以下のような例があります。

President of Japan America Society(日米協会会長)
President of University of Oregon(オレゴン大学学長)
President of American Bar Association(弁護士会会長)

協会の「会長」などに加え、大学などの教育機関も最近は「学長」にpresidentとつけるようになっています。

日本の社長を英語で表す場合

日本の会社組織では、社長が企業のトップですからpresidentという肩書きで問題ありません。たいていは代表取締役を兼務していますから、「代表取締役社長」はPresident/Representative Directorと表すことができます。アメリカの大きな企業ではdirectorとofficerは別々に任命され、兼務は一般的ではありません。

話が少しずれますが、日本語では「水野社長」のように肩書きを敬称にして使いますね。英語ではPresident Mizunoとは言いません。Mr. Mizunoのほうが的確です。冒頭で述べたようにPresident XXXは大統領に対してだけ使われる敬称です。Mr. Presidentという呼び方もあり、これも大統領限定です。

日本語ではまた、「社長!」のように肩書きを呼びかけに使いますが、英語ではこれもやりません。基本的に肩書きと敬称は別物であることを覚えておいて下さい。

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